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「目黒駅」と「中目黒駅」の違いは何か 周辺交通を分析してみた経済の「雑学」(2/5 ページ)

目黒区の外にある「目黒駅」と、区内にある「中目黒駅」。区内の鉄道、バスの実態はどうなっているのか。周辺交通に乗車し、調べてきた。

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都心へ行くには便利

 東急東横線には、中目黒駅のほかにも祐天寺駅、学芸大学駅、都立大学駅、自由が丘駅があり、生活水準が比較的高い層の人々が暮らしているエリアだ。なお、学芸大学駅の近くには東京学芸大学附属高校がある。


東急東横線などを走る5000系車両(出典:東急電鉄、以下同)

東急東横線の路線図

 都立大学駅の近くには以前、東京都立大学があったものの移転した。自由が丘駅周辺は人気の住宅地で、この辺りに暮らしているとうらやましがられる地域である。自由が丘駅では東急大井町線に乗り換えができ、区内にはほかに緑が丘駅がある。ただし、両駅間ではいったん世田谷区内に入る。

 しかし区内でこれらの路線とは直接接続しない、言いかえるといったん区の外に出ないと着かない東急線の駅がある。先述の東急目黒線洗足駅である。しかも、この駅の都心寄りにある西小山駅は、品川区と目黒区の接点のような場所にある駅だ。


洗足駅(出典:東急電鉄)

 目黒区の鉄道網は、区内の回遊性というよりも、区民が都心に向かう際に便利なようにつくられていると考えるのが妥当だろう。

 そんな中で、目黒区の外にある目黒駅の存在意義とは何だろうか。

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