ブラウスやジャケットが980円 ワークマンで好調の女性向け新シリーズ、「安い」だけじゃない人気のワケ(2/2 ページ)
ワークマンが手掛ける、働く女性や子育てママ世代に向けた女性用低価格ウェア「DAYS」シリーズが好調だ。2月に発売したところ、一部店舗限定にもかかわらず、1カ月でシリーズ累計2万点を販売。広報担当者も「想像以上」と驚くほどの売れ行きだ。
トップスはあえて定番カラーだけ
「DAYS」シリーズは全6アイテム。いずれも780〜980円と低価格帯は維持しつつ、デザイン性や機能性にもこだわったという。「Tシャツ2P」(980円)は、素材違い(天竺とワッフル)のレギュラーシルエットのTシャツの2枚組だ。カラーはオフホワイト、グレージュ、ブラックの3色展開で、サイズはM〜LLを用意した。
「撥水ベーシック長袖Tシャツ」(980円)と「撥水ベーシック半袖Tシャツ」(780円)は、コットンのような風合いでありながら耐久撥水加工を施した。カラーはホワイト、グレージュ、ブラック、ネイビー×グレー、オフホワイト×ブラックの5色展開で、サイズはいずれもM、L、LLの3種類。
また、オフィスでの着用を想定し、「タックパンツ」(980円)や「ブラウス」(980円)も用意した。ブラウスはオフィス向けのきちんとした着こなしの他、デニムなどに合わせたカジュアルコーデも可能なデザインを採用したという。
その他、防風、撥水、針穴がふさがるリペアテック機能といった、ワークマンの強みを生かした機能性が高いシェルジャケット「REPAIR-TECHRシェルジャケット」(980円)も用意した。
「DAYS」シリーズのトップスはオフホワイト、ブラック、サックス、グレージュなど、定番カラーのみ。一方で、ジャケットやタックパンツには、ピンクやオリーブといった明るいカラーも用意している。
女性向けの場合、明るいカラーのトップスも選ばれそうだが、今回はあえて定番カラーに絞った。「トップスは洗い替えとして複数枚を購入する方が多いです。そのため、着回しがしやすい定番カラーを中心にそろえました」(広報担当者)。実際、同じアイテムを色違いで購入するユーザーが多くみられ、着回しのしやすさを重視したカラー展開が奏功しているようだ。
EDLP製品初の女性向けアイテムとして、同社が驚くほどの滑り出しをみせた「DAYS」シリーズ。今後の商品展開については未定としたものの、このまま販売数が伸びればアイテム拡充を検討するという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ドンキ「はしれるパンプス」が大ヒット 目指したのは「パカパカ」「カツカツ」しない靴
ドン・キホーテの「はしれるパンプス」(2739円)が好調だ。2022年10月25日に発売したところ、23年3月までの売り上げが計画比300%増という大ヒットを記録。発売から1年以上経過した現在も人気商品の1つだという。
職人しか買わないはずでは? ワークマンの“着るこたつ”が若い女性にも支持されているワケ
日に日に寒さが厳しくなり、防寒アイテムに注目が集まっている。こうした中、好調な売れ行きを見せているのが、ワークマンの“着るこたつ”ことヒーターウェア「WindCore ヒーターシリーズ」だ。
ワークマン、職人向けの低価格シリーズ開始 手袋やシューズを1000円以下で提供
ワークマンは、2024年春夏シーズンから職人向けの低価格シリーズ「やる値!」をスタートすると発表した。物価高騰が続く昨今、低価格を武器に売り上げ拡大を図る。
ワークマンが「寝具」に参入 「1280円」冷感敷きパッド、開発のヒントはTシャツ
ワークマンが「寝具」カテゴリーに参入する。第一弾商品は、接触持続冷感Tシャツを応用した「冷感敷きパッド」。3月中旬に、一部店舗限定で発売した。





