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「やっぱりステーキ」海外での勝算は? “牛肉大国”でも行列ができるワケオーストラリアで人気(4/5 ページ)

2015年に沖縄で創業し、大衆ステーキチェーンとして全国的に拡大している「やっぱりステーキ」。ここ数年、海外での出店を加速させているが、現地の状況は?

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オープン1カ月のシンガポールは行列が続く

 その後、3カ国目として進出したのがシンガポールだ。東南アジアに出店したい意思があり、シンガポールか香港に狙いを定めていたという。

 「良いタイミングで現地企業からオファーがあり、フランチャイズでの出店を積極的に進めていきました。出店したのは国内最大級のショッピングモール内で、ビボシティというエリアです」


3カ国目の海外進出となった「シンガポール ビボシティ店」

 シンガポールのショッピングモールは集客力が高く、海外からの観光客に加え、地元民も多く訪れる。日本食レストランを含む多くの飲食店が入っているそうだ。


日本とほぼ同様のメニューで、サラダ・スープ・ご飯の食べ放題も付く

 シンガポールもオーストラリア同様に、牛肉ステーキが中心となる。辛味を好む現地の味覚に合わせたオリジナルソースや、サイドメニューでうどんやカレーライスを提供するなど、一部をローカライズしている。


オープンして、すぐに行列ができる人気店になったという

 2024年4月23日のオープン後、地元メディアやSNSで多く紹介され、数日で来客数が増加。オープンから1週間後の土曜日には1日450人ほどが来店し、列が途切れない状態が続いたそうだ。

 現状の人気メニュー(オープンから5月中旬まで)は以下となる。

1位:「Yappari Steak(やっぱりステーキ) 200g」23.8ドル(約2760円)

2位:「Yappari Steak (やっぱりステーキ)300g」33.8ドル(約3920円)

3位:「Garlic Butter Rice」(ガーリックバターライス)」6.8ドル(約790円)

 「300gのステーキを家族で一緒に食べている姿がよく見られます。オーストラリアやシンガポールでは、日本同様に“コスパのいいステーキ店”という位置付けで、家族や友人同士で気軽に訪れやすいのだろうと。ネパールだけ事情が異なり、現地ではやや高級になるため、そのぶん、集客が難しくなっています」

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