コラム
ニコニコ障害で「仮」サイト好評 往年ネット民が“失って気付く”価値:けがの功名?(2/4 ページ)
ニコニコ動画は大規模なサイバー攻撃によってサービス停止を余儀なくされた。しかし、この事件によってユーザーが気づいた価値もある。
新サービス「ニコニコ動画(Re:仮)」が好評
ただしサービス停止中、ニコニコ動画の有志開発チームが提供した新バージョン「ニコニコ動画(Re:仮)」はユーザーの離脱どころかユーザーの呼び戻しをもたらした点で評価できる。
新バージョンは、2006年のサービス開始当初のシンプルな機能を再現しているようだ。歴代の著名な動画に限って公開し、視聴やコメント投稿といった最低限の機能を備えた。アクセス集中を避ける措置として、提供範囲は国内に限定している。同サイトは懐かしのフォーマットで思い出の動画を視聴できるとして、ニコニコ動画を見なくなった人たちもアクセスする現象が起きている。
短期的に見れば、広告機能などはないためアクセス数が伸びたとしてもプラスの効果はない。しかしユーザーの離脱を食い止めるという意味では、長期的な業績に寄与するのではないだろうか。
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