イオンのセルフレジ「レジゴー」300店舗を突破 導入店の利用率は?:新たな買い物体験を提供
イオンリテールは、セルフレジ「レジゴー」の導入店舗が2024年6月に300店舗を突破したと発表した。イオン公式アプリ「iAEON」との連携も予定しているという。
イオンリテールは、同社が開発したセルフレジ「レジゴー」の導入店舗が2024年6月に300店舗を突破したと発表した。
9月以降には、イオングループの公式アプリ「iAEON」でレジゴーを利用可能にすることで、電子レシートの保管や購買履歴、会員情報に合わせた新たな買い物体験を提供するという。
専用端末や自身のスマホで使えるセルフレジ「レジゴー」
レジゴーは2019年5月から実証実験を進め、2020年3月に本格展開を開始したセルフレジ。レジゴーのアプリがインストールされた専用端末および自身のスマートフォンを使ってバーコードでスキャンしながら商品を選び、精算機で支払いを済ませるだけで買い物ができる。
「レジに並ばない」「レジ待ちがほとんどない」といった利点があり、導入店における平均利用率は約2割。2023年度の利用件数は約5000万回だったという。店舗によってはレジゴー専用の精算レーンを設けるなど、積極的に活用を推進している。
同社はレジゴーのさらなる利用率および認知度の拡大を目指し、キャンペーンの実施やイオン公式アプリ「iAEON」との連携も予定。
7月26〜28日にはレジゴー利用で3000円以上(税別)買い物をするごとに、合計金額から100円引きのキャンペーンを実施する。1度の会計につき300円引きが上限で、26日時点でレジゴーを導入している315店舗が対象となる。
9月以降にはiAEONアプリ上でレジゴーが利用でき、iAEONに登録されているクーポン情報や株主優待カード「オーナーズカード」が自動適用される。買い物内容を電子レシートで保管できるほか、購買履歴や会員情報に合わせたおすすめ商品やキャンペーン情報を配信するほか、クーポンの自動適用も予定している。
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