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吉野家、移動販売事業がじわじわ拡大中 都心だけでなく離島でも販売 牛丼やから揚げの認知度拡大目指す(2/2 ページ)

2008年、本格的に始まった吉野家の移動販売事業。現在では全国で15台のキッチンカーが稼働している。その狙いについて同社の広報担当者に聞いた。

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競合の状況は?

 キッチンカーは、競合の松屋やすき家にも存在する。例えば、松屋の「サンライズ号」は看板メニューの牛めしだけでなく、限定メニュー「唐揚げ牛めし」、ソーセージ、豚汁、かき氷などの販売を可能だとしている。公式Webサイトによると、スポーツ大会や文化祭などのさまざまな会場に出向いているという(出店条件などは要問合せ)。すき家のキッチンカーもさまざまなイベントに出店し、食事を提供している。


松屋のキッチンカー(出所:松屋公式Webサイト)

松屋のキッチンカー限定「唐揚げ牛めし」(出所:松屋公式Webサイト)

 吉野家は今期、国内で100店舗を増やす計画を掲げている。その中心となるのはテークアウト専門店で、店舗面積は通常店舗の半分程度となっている。すでに営業しているテークアウト専門店では、弱みとする女性客の獲得につながっているという(出所:15年ぶり大規模出店の「吉野家」 2つの店舗スタイルで女性層を取り込めるか)。

 吉野家はさらなる成長を目指して、新しい販売方法に挑戦している。テークアウト専門店やオレンジドリーム号で、新たなファンを獲得できるか。

【お詫びと訂正:2024年7月30日午前5時の初出で、通常店舗における牛丼並盛のテークアウト価格が間違っていました。7月31日午前10時、該当箇所を修正いたしました。お詫びして訂正いたします。】


すき家のキッチンカー(出所:すき家公式Webサイト)

すき家のキッチンカー(出所:すき家公式Webサイト)

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