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セイバンの「ひんやり背あてパッド」前年比4倍 開発のきっかけは小学生の“陳情”(1/4 ページ)
ランドセルメーカーのセイバンが展開する「ひんやり背あてパッド」が前年に続き、好調だ。気温35度を超える猛暑日が続く中、熱中症対策への関心が高まり、より冷却効果の高い製品への需要が増加している。
ランドセルメーカーのセイバン(兵庫県たつの市)が展開する「ひんやり背あてパッド」が前年に続き、好調だ。気温35度を超える猛暑日が続く中、熱中症対策への関心が高まり、より冷却効果の高い製品への需要が増加している。
同製品は昨年、兵庫県たつの市の小学校に通う全児童に一斉配布されたことで話題を呼んだ。今年は、静岡県焼津市でも配布が実現し、猛暑が続く中で小学生の健康と安全を守る対策として注目を集めている。
専用の保冷剤で冷却効果を発揮
「ひんやり背あてパッド」は、セイバンが2023年7月に発売した熱中症対策グッズだ。価格は3190円で、セイバン製だけでなく他社製のランドセルにも対応している。吸水速乾素材「COOLMAX fabric」を使用し、凍らせた専用保冷剤を商品のポケットに入れることで冷却効果を発揮する点が特徴だ。
背中の蒸れを防ぐとともに、直接冷却することで熱中症リスクの軽減を図る。セイバンの企画グループ長である香川翔さんは「小学生の安全を第一に考え、冷却効果と使いやすさのバランスを追求した」と語る。
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