ワークマン、「売上50億円」目指す機能性インナー 低価格を前面に訴求(1/2 ページ)
ワークマンがこの冬、新たに女性向けインナーウェアのシリーズ「シン・ホッとするインナー」を発売する。“低価格”を前面に掲げ、今シーズンの売り上げ目標は10億円、5年後に50億円達成を目指す。8月26日に開かれた「ワークマン秋冬新製品発表会」で取材した。
ワークマンは8月26日、秋冬発表会で女性向けの防寒インナーウェアシリーズ「シン・ホッとするインナー」を発表した。夏物として発売した「シン・呼吸するインナー」の好調などを受け、冬物にも新商品を投入。“安さ”を前面に打ち出して訴求する。
合計7アイテムを展開、「女性向けが欲しい」との声を受け
同シリーズから発売するのは、「長袖タートルネック」「コットン長袖クルーネック」「EX WARM長袖Uネック」「裏フリース長袖クルーネック」「裏フリースロングタイツ」「8分袖カップ付きUネック」(各980円)、「8分袖襟シームレスUネック」(780円)の7アイテム。
担当者によれば、同社の防寒インナーウェアとしてはこれまで、主に男性向けの「あったかインナー」を展開。女性向けとしては、メリノウールを使った商品のみの展開にとどまっていた。
これに対して、「通常のインナーに女性向け商品も欲しい」という声が上がっていたことや、2024年の夏物として男性向け・女性向けに発売した「シン・呼吸するインナー」シリーズがいずれも好調だったことから、同社は「女性向け防寒インナー」の拡充に踏み切ったという。
目指すは「5年後に売り上げ50億円」
シン・ホッとするインナーの、今シーズンの売り上げ目標は10億円。5年後の売り上げ目標は50億円だ。2023年には累計販売数が15億枚を突破した、ユニクロの「ヒートテック」などがインナーウェア市場で存在感を示している中で、ワークマンはどう差別化するのか。
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