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ワークマン、「売上50億円」目指す機能性インナー 低価格を前面に訴求(2/2 ページ)
ワークマンがこの冬、新たに女性向けインナーウェアのシリーズ「シン・ホッとするインナー」を発売する。“低価格”を前面に掲げ、今シーズンの売り上げ目標は10億円、5年後に50億円達成を目指す。8月26日に開かれた「ワークマン秋冬新製品発表会」で取材した。
担当者は、吸湿発熱といった機能性と合わせて「とにかく低価格で訴求します」と話す。輸送などにかかわるコストの削減や大量生産により、価格帯はいずれも980円以下に抑えたという。
また、「すっきり着こなしたい」「とにかく暖かさを重視したい」「敏感肌でも使える商品が欲しい」「リラックスして過ごしたい」といった細かな悩み別に商品を用意。「保温性No.1」をうたう「裏フリース長袖クルーネック」には、男性向けのアウターウェアのノウハウに着想を得て、伸縮性のあるブロック状の素材を用いるなど、作業服由来の機能性も生かした。
登山向けにSサイズを追加
同シリーズだけでなく、メリノウールを使ったインナーウェア商品のラインアップも拡大する。ウールの中でもとりわけ細い繊維を用いた商品で、肌ざわりが良い点や、高い消臭性が強みだという。新商品として「ご褒美インナーふんわりメリノ」(1900円)など、トップス・ボトムスで計5アイテムを加えた。
また、男性向けに登山用のインナーウェアとして展開してきた「ミドルウールメリノ ラウンドネック」にSサイズを追加し、S・M・L・LLの4サイズで売り出す。新たに発売する「トレッキングメリノ 長袖ハーフジップ」(2900円)にもSサイズを追加しており、レディース向け以外の商品も、より幅広い層が手に取れるようにすることで訴求したい考えだ。
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