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東海道新幹線60周年の節目に、さらなる未来を予想してみた:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/6 ページ)
2024年10月1日、東海道新幹線は運行開始から60周年を迎えたが、2034年、10年後の東海道新幹線はどうなっているだろうか。リニア中央新幹線が開業しているとして、さらなる未来を予想してみたい。のぞみ12本ダイヤ、新駅構想、「N700S」の後継車両、自動運転について、考えてみた。
2024年10月1日、東海道新幹線は運行開始から60周年を迎えた。東京駅、静岡駅、名古屋駅、新大阪駅で出発式が開催された。東京駅の開催場所は19番線の新大阪寄り先頭車付近だ。ここは60年前、営業初列車の「ひかり1号」が6時0分に発車したところ。60年後の出発式は同じ時刻の「のぞみ1号」で行われた。JR東海の丹羽俊介社長のほか、日頃から現場で運行を支えている責任者が出席した。
ちなみに「のぞみ1号」は通常であれば14番線から発車する。この日は式典のため19番線になった。新聞やテレビなどは60年前の映像も並べて比較していた。モノクロ写真の0系からカラー写真のN700Sへ。現在は背景のビルも変わり、プラットホームには点字ブロックやホーム柵が設置された。報道陣の姿も変わってきた。新聞やテレビだけではなく、ネットメディアも参加している。そんなところも60年の時代の変化を感じさせる。このニュースをネットで知った人も多いだろう。
10年後の2034年、東海道新幹線はどうなっているだろうか。
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