吉野家の「ダチョウ丼」反響は? 第4の肉で探る“勝ち筋”を聞いた:茨城県の牧場で飼育(4/5 ページ)
吉野家HDがダチョウ事業への本格参入を発表した。茨城県の牧場で飼育したダチョウを使って、吉野家で「オーストリッチ丼〜スープ添え〜」を販売したほか、ダチョウのオイルを使った化粧品も展開している。どんな勝ち筋を描いているのか。
ダチョウのオイルを使った化粧品も発売
ダチョウは「第4の肉」として期待されているが、副産物としてとれる「オイル」も売り上げ拡大に貢献するという。ダチョウの油は牛のように霜降り状に入るのではなく、分離した脂肪組織として存在しており、その組織から純粋なオイルを精製できるという。
スピーディアが実施したダチョウのオイルに関する研究では、肌水分量を増加させ、美容成分を肌に浸透させ続ける能力が高いことが証明されている。特に、近年人気の成分であるナイアシンアミドに関しては、オイルの塗布により浸透効果が23倍になることが分かった。
こうしたオイルの利点を生かし、「グラマラスブースターオイル」(5720〜1万5400円)、「グラマラスエイジングクリーム」(1万6500円)、「モイスチャーマスク」(550〜5500円)などの商品を販売している。「ブースター」とは、化粧水や美容液を塗る前に塗布し、化粧水や美容液の浸透を高める化粧品だ。
「化粧水や美容液はお好みの製品がある方が多いと思います。それらを生かす製品をラインアップしていて、今お使いの製品に追加していただくイメージです。明確なターゲット層は定めず、健やかなお肌を求める全ての方に向けて販売しています」(練木氏)
自社及び、日本調剤とヨドバシカメラの通販サイトで販売するほか、都内を中心にポップアップショップも展開。販売開始から1カ月強の現時点での反響を尋ねると、「想定以上に男性や外国人からの関心がある」という。
「意外な反響については、吉野家HDが開発した化粧品だから、というのもあるかもしれません。特に、顔に貼って使用するモイスチャーマスクが男性に好評です。『日焼けなどで顔が火照った際に使うと鎮静作用で赤みが抑えられる』といった口コミが寄せられ、リピート購入が増えています」(練木氏)
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