寝具メーカーの「着る寝袋」がヒット 羽毛布団の素材を使用：プロダクトInsights（1/2 ページ）

デザイン家電、雑貨の販売を手掛けるAQUA（神奈川県横浜市）は、「着る寝袋」を企画・販売し、好調な売れ行きを見せている。

[大久保崇，ITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービス。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

　寝具メーカー・日本毛織のグループ企業であるAQUA（横浜市）は、「着る寝袋」を企画・販売し、好調な売れ行きを見せている。2023年に発売した前身モデルをリニューアルした商品を応援購入サイトMakuakeで先行販売したところ、プロジェクト開始から2日で目標金額の2000％を達成した。

2024年10月15日時点で7000％を超える（出所：Makuakeプロジェクトページ）

　寝具メーカーのノウハウを生かし、羽毛布団にも使われる軽くて暖かいダウン素材（ホワイトダックダウン70％とフェザー30％）を採用したことで、暖かさはそのままに本体重量を前身モデルの約50％まで軽量化した。「かさ高」を大きくとり、空気の層を多く含むことで暖かさが持続する特徴も備える。

（出所：プレスリリース、以下同）