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大企業200人に聞いた「生成AI活用の障壁」 2位「セキュリティリスク」、1位は?AI inside調べ(2/2 ページ)

年商500億円以上の大企業に勤務し、業務における生成AIの導入に携わった218人を対象に実施した「生成AIの業務適応と課題に関する実態調査」。「全社的に本格活用中」(33.9%)、「一部の部門での活用」(32.1%)、「試験的活用(PoC実施中含む)」(14.7%)と多くの企業で活用されていることが分かった。課題は?

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課題「ハルシネーションの検出と対策」と同率1位になったのは?

 勤め先の生成AIの活用状況について、「全社的に本格活用中」「一部の部門で活用中」「試験的に活用中(PoC実施中含む)」と回答した人に、活用においてどのような課題を感じているか聞いた。

 「AIが生成した誤情報(ハルシネーション)の検出と対策」と「セキュリティとプライバシー保護の徹底」が56.8%で同率1位となり、特に「ハルシネーション」や「セキュリティリスク」が活用障壁として大きく、実用化に向けた対策が求められる結果となった。


生成AIの活用において、どのような課題を感じているかについて

 最後に、特定企業のデータを活用したカスタマイズSLM(特化型小規模言語モデル)の利用を検討しているかを尋ねた。最も多かったのは「やや検討している」(44.5%)で、「かなり検討している」(32.0%)、「あまり検討していない」(13.8%)が続いた。


特定企業データを活用したカスタマイズSLM(特化型小規模言語モデル)の利用を検討しているか

 同社は「企業が生成AIによる生産性向上やビジネス価値の最大化を図るためには、信頼性の高いデジタルデータをそろえ、それに基づいたカスタマイズLLM・SLM運用により、業務に特化した専門性の高いAI活用の実現が鍵となる」と分析した。

 調査は、年商500億円以上の大企業に勤めており、業務における生成AIの導入に携わった218人を対象にインターネットで実施した。期間は10月1〜2日。

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