調査リポート
【11月から施行】フリーランス新法 経営者はどう見ている?:役員405人に聞いた(1/2 ページ)
11月からフリーランス新法が施行される。フリーランスと取引経験のある経営者・役員405人を対象に実施した意識調査をみると、新法の内容をポジティブに捉えている企業が多いようだ。
経営者の約半数がフリーランス新法に賛成している──。就活サポートサービスを運営するHajimari(東京都渋谷区)がフリーランスと取引経験のある経営者・役員405人を対象に実施した意識調査で、30.2%が「賛成」、23.7%が「やや賛成」と回答した。新法の内容をポジティブに捉えている企業が多いようだ。
経営者はフリーランス新法をどう見ている?
新法に賛成する理由について、1位が「フリーランスの労働環境が改善するから」(67.4%)、2位が「契約時のトラブルが減少するから」(56.9%)、3位が「質の高いフリーランス人材の確保がしやすくなるから」(44.0%)だった。他に「起業にもつながっていくと思うから」(37歳)、「フリーランスが適切な処遇を受けることは日本経済の活性化にもプラスだから」(51歳)といった声が寄せられている。
一方、新法に反対する理由については、1位が「フリーランスに求める柔軟な働き方(対応)が難しくなるから」(71.8%)、2位が「気軽にフリーランスを採用しにくくなるから」(61.5%)、3位が「契約時における契約書作成の手間が増えるから」(51.3%)だった。他には「そもそもフリーランスの仕事の仕方を理解していない法律だから」(58歳)、「自由さが失われる」(39歳)といった声もあがっている。
新法の施行に対して「やや不安を感じている」(21.2%)、「かなり不安を感じている」(11.6%)と、約3割の人が不安を感じていた。
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