インタビュー
生クリーム9割の「スイーツ缶」、なぜ人気? がむしゃらに売らず30万缶突破の秘密:商品名「なまくり」(1/5 ページ)
9割が生クリームでできたスイーツ缶「なまくり」がじわじわと人気を集めている。わずか2年半で販売数は30万缶を超えているが、どのように人気を広げたのか。
容量330mlのうち、9割が生クリームでできたスイーツ缶「なまくり」(850円)がじわじわと人気を集めている。SHIBUYA109をはじめ、関東、大阪、札幌に設置した自販機(全9台)とオンラインで扱っており、2022年4月の販売から2年半で累計販売数は30万缶を超えた。
同商品を開発したのは、リクーム社(東京都練馬区)の社長・井上拓海氏である。元料理人であり、全国的に展開するパン屋「小麦の奴隷」の開業・運営経験を持つ人物だ。
「高級な生クリームを気軽に食べられるスイーツをつくりたい」という思いから商品化したというが、9割が生クリームというニッチな商品で、どのように人気を広げてきたのか。井上氏に「なまくり」の販売戦略と反響を聞いた。
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