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デパ地下を「7階」に移してどうなった? 西武池袋の実験で分かった意外なこと食品売り場といえば「地下1階」なのに(1/4 ページ)

2025年1月にリニューアルオープン予定の西武池袋本店が、今夏より実験的な取り組みを開始している。地下1階にあった食品売り場を7階に移動して営業しているのだ。売り上げ規模は想定通りだが、意外な反響も見えているという。どんなことが分かったのか。

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 2025年1月にリニューアルオープン予定の西武池袋本店(以下、西武池袋)が、今夏より実験的な取り組みを開始している。改装期間中、地下1階にあった食品売り場を7階に移動して「デパナナ」として営業しているのだ。


西武池袋は、改装に伴い7階に食品売り場「デパナナ」をオープンした(そごう・西武提供、以下同)

 多くのブランドをそろえる常設の食品売り場を上層階で展開するのは、百貨店の取り組みにおいて珍しい。というのも、地下と比較して上層階への集客は難しいとされるためだ。


ブランド数は約3分の1に厳選し、菓子、総菜、パンを扱う

 デパナナは従来の食品売り場と比較して面積が3分の1弱になったことから、ブランド数も従来の約200から約70に厳選。それに伴い各ブランドの売り上げ目標も従来の7割としており、想定通りの結果が得られているが、意外な反響も見えているという。

 デパナナの取り組みによって、どんなことが分かったのか。西武池袋本店 ブランドマネジメント部 デパ地下担当BMマネージャーの溝部智弘氏に取材した。

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