ニュース
ドンキの“動けるこたつウェア”が「すっぽりかぶれる」仕様に進化! 温かさと軽量化をどう両立させたのか(2/2 ページ)
ドン・キホーテがPB商品として2022年から販売している「こたつウェア」が定番化しつつある。消費者の声を受け、2024年はどんな仕様となったのか。
肩まで覆うのに軽量、なぜ?
2024年のこたつウェアはどのように進化したのか。最大の変化は「すっぽりかぶれる」というその形状だ。それまでのこたつウェアはサスペンダー型で、身長に合わせてボタンで肩ひもを調整する仕様だった。しかし、消費者からの「肩が寒い」という声を受けて、肩まで覆われた毛布から、手と頭だけを出す仕様に変更。名前も「すっぽり #動けるこたつウェア」とした。
肩の温かさを確保した一方で、テレワークでの仕事や洗い物などの家事をする際にもそのまま着用できるよう、袖の丈は短めにした。こうした工夫や留め具などの重さがなくなったこと、素材も合わせて変えたことから、重量15%削減。従来の商品に寄せられていた「もう少し軽くしてほしい」という要望にも応えることができたという。
本体のサイズは120(幅)×105(奥行き)センチで、対応身長は135〜180センチ。ヒーターは表側に4面搭載しており、2面ずつ電源を入れられるようにすることで、部位に合わせた温度調節を可能とした。また、USBタイプの電源も継続している。
発売してから3年が経過した同社のこたつウェア。今回のアップデートは、消費者の支持を得られるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ドンキの「着るこたつ」が「動けるこたつ」に進化! 物価高なのに、2000円値下げできた意外なワケ
ユーザーからの“ダメ出し”をもとに改良したところ、結果的に値下げにも成功した商品がある。ドン・キホーテで今年10月から発売している“着るこたつ”こと「動けるこたつウェア」だ。
ドンキの「動けるこたつ」はどうやって誕生した? 背景にある商品戦略の変更とダメ出しの殿堂
ドン・キホーテは、利用者のダメ出しを募集する特設サイト「ダメ出しの殿堂」を開設している。これまで、どのように商品を改良してきたのだろうか。
ドンキ、カップ焼きそばの「かやくキャベツ」を大量に味わう丼を発売 開発担当者が「あえて“本物”よりおいしくしなかった」と語る背景
ドン・キホーテは2025年1月、「カップ焼きそばの“かやく”丼」(430円)を発売する。その狙いを開発担当者に聞いた。
ドンキ、アメリカンドックの“微妙すぎる部分”だけ味わう弁当を発売 信念は「みんなの75点より、誰かの120点」
ドン・キホーテは12月1日、「アメリカンドックのココだけ弁当」(430円)を発売する。開発の背景について商品開発の担当者に聞いた。




