赤城乳業の“ギャルアイス”がSNSで話題 「ゥ于ら」誕生の裏に元ギャルの知恵:「次の駅まで」に読めるハナシ(2/3 ページ)
赤城乳業が平成ギャルをコンセプトにした商品が話題になっています。商品名は「チョコとベリーがグッド!」。開発を担当したのは20代の女性3人ですが、いずれもギャルではありません。どのようにして商品を開発したのでしょうか?
社内で元ギャルを探す
スーパーやコンビニのアイスの棚を見ると、ひときわ目立つこの商品。パッケージがヒョウ柄ということもあって、キラキラしています。
ギャルアイスの特徴は、ストロベリー風味のアイスの中にチョコとチョコチップが入っていて、食感はゴリゴリ・パリパリであること。開発に携わったマーケティング部の最上日菜乃さんは、商品が生まれたきっかけをこのように話します。
「仕事が終わって家に帰ったときに、なんとなく気分が落ち込んでいることってありますよね。そんなときに、アイスを口にして『今日もステキな1日だったなあ』と感じられる商品はつくれないか。こうした発想がきっかけで、開発が進みました」
開発メンバーの3人は、いずれも20代の女性。しかも、3人とも自称「ギャルではありません」ときっぱり。では、コンセプトである「ギャルの世界観」を、どのようにして商品に落とし込んだのでしょうか。
あの人は、若いころギャルだったのでは? 彼は、絶対にギャル男だったはず――。社内でそうした雰囲気を漂わせている先輩たちに、声をかけて回ったそうです。
「『ひょっとして、昔ギャルでしたか?』と聞いて回りました。かつてギャルまたはギャル男だった人を見つけて、さまざまなアドバイスをいただきました。リリースに『ゥ于ら』と書いていますが、こうした文字も先輩たちの指摘を受けながら、修正していきました」(最上さん)
次に、味はどのようにして決めたのでしょうか。イチゴとチョコが先に決まっていたわけではなく、ギャルといえば「ピンクと黒だよね」というイメージから出発したそうです。ピンクといえばイチゴ、黒といえばチョコ。こうした流れで、フレーバーが決まりました。
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