ウルトラライトダウンの課題乗り越え
パフテックの開発背景には、同社の主力商品の一つ「ウルトラライトダウン」の課題を乗り越える目的もあった。
厚手が主流だったダウンジャケットを、軽くて薄い「日常着」として仕上げたウルトラライトダウンは大きくヒットした一方で、「中に着用したセーターに羽毛がつく」というクレームも非常に多かったという。また、羽毛が外に出ないようにするためにデザイン上の制約もあった。
着こなしの多様化により軽量アウターの需要も高まる中、ウルトラライトダウンにあった課題を乗り越えたのがパフテックだという。10月の記者発表会では、パフテックを「ユニクロの最注力商品」として打ち出す狙いを明らかにしており、グローバル展開も仕掛けている。同商品はこのまま、ユニクロの新たな収益の柱となるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
令和のバーキン? 今年も人気 ユニクロのバッグ、秋冬向けに改良も「在庫ほとんどない」
ユニクロが2024年秋冬最新モデルとして販売した「ラウンドショルダーバッグ/キルト」が今年も人気だ。
ファミマのスウェットに新色 米国「カレッジカラー」から着想
ファミリーマートは、人気商品「コンビニエンスウェア」の新商品を発売した。
ファミマ、麻布台ヒルズ店で「服」が爆売れ コンビニならではの強みとは
ファミマでデニムジャケットやスウェットパーカーが飛ぶように売れている――。麻布台ヒルズ店で行った挑戦と、得られた示唆とは。
無印良品で「脇に縫い目のない」パジャマが売れるワケ
睡眠の時間と質は重要だ。その一方でコロナ禍によるライフスタイルの変化などで、よく眠れなくなったビジネスパーソンも多いのではないか。小売業各社はこうした市場を反映するように、さまざまな「快眠グッズ」を展開し、訴求している。「無印良品」を運営する良品計画(東京都豊島区)の担当者に聞いた。
「衣類破棄がそもそも存在しないビジネスを」 アパレルテック企業が見出した意外な販路
世界で生産された衣料のうち60%以上は廃棄されている。これらは「商習慣」と見なされ、半ば諦められてきた。こうした「業界の常識」をDXの力で破壊しようというスタートアップ企業がGOOD VIBES ONLYだ。




