2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

なぜ1年で2万5000台を突破? パン好きに選ばれた高級トースターの秘密(2/3 ページ)

家電メーカーのツインバードが手がける「匠ブランジェトースター」の売れ行きが好調だ。価格は2万5800円。決しては安くはないのに、なぜ人気なのか。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

「2種のヒーター」で温度を最適化

 この課題を解決するため、ツインバードは2種類のヒーターを組み合わせた独自の加熱方式を開発した。上部に配置した遠赤外線カーボンヒーターがパンの表面を加熱してパリッと仕上げ、下部の近赤外線ハロゲンヒーターが内部まで温める。

photo
2種類のヒーターを組み合わせた独自の加熱方式

 パンの外側と内部それぞれに最適なアプローチを実現することで、理想的な温度バランスを生み出した。さらに、断面が丸いパンでもムラなく焼けるよう、ヒーターの位置や熱を拡散する反射板のレイアウトにもこだわった。

 クロワッサンは外側をカリッと焼き、内部のバターの香りを引き出す。フランスパンは高温で一気に焼き上げ、外側はパリパリ、中はもっちりとした食感を実現する。

photo
表面を焦がさずに中まで温める
photo
冷凍カレーパンをリベイクした実験

 匠ブランジェトースターの最大の特徴は、パンの種類に応じた焼き加減を自動で制御する点にある。従来のように、ユーザーが時間や火力を設定する必要はない。特に、家庭での調理が難しかった冷凍パンも、解凍と加熱を同時に行うことで、焼きたての状態に近づけることに成功した。冷凍状態のままボタンひとつでリベイク(再加熱)できる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る