B2Bの大手企業が注力したい「大企業のリード獲得施策」 ウェビナーを抑えた1位は?
B2Bの大手企業もエンタープライズ企業のリード獲得に苦戦しているようだ。今後取り組みたい施策などを調査した。
リサーチデータマーケティングツール「リサピー」を運営するIDEATECH(東京都港区)
は、B2Bの大企業(従業員1000人以上)のマーケティング担当者を対象に、エンタープライズ企業のリード獲得について調査した。
46.0%が「エンタープライズ企業のリード獲得は難しいと思う」(「非常にそう思う」「ややそう思う」の合算)と回答した。「分からない/答えられない」が40.0%と多くの回答を占めたが、「思わない」は14.0%と少なく、リード獲得に課題を抱えている担当者が一定数存在することが分かった。
なぜ難しいと感じているのか。理由を調査したところ、最も多かった回答は「マーケティング施策に関するノウハウ不足」(50.0%)だった。2位には「社内のリソース不足」「企業ブランドの認知力不足」「エンタープライズ企業のニーズ把握の難しさ」が同率41.3%でランクインした。
その他、「質の高いリード、適切な属性のリードなど絞り込みが難しい」「効果測定が難しい」「新規顧客のコンタクト先発掘が難しい」といった自由回答が寄せられた。
今後注力したいリード獲得施策 「ウェビナーの開催」を抑えた1位は?
「エンタープライズ企業のリードを獲得するために今後注力したい施策について教えてください」と尋ねたところ、29.0%が「コンテンツマーケティング(お役立ち資料/WP発信や活用)」と回答した。2位は「ウェビナーの開催」(22.0%)、3位は「SEO」で21.0%となった。
コンテンツマーケティングに注力したい理由としては、72.4%が「確度の高いリードが取れるから」を挙げた。以降「既存の社内の知見を利用できるから」(58.6%)、「費用を抑えて実施できるから」(51.7%)という結果に。
その他の理由としては「興味の有無の指標として使えるし、メルマガやインサイドセールスなどでも活用できるため」「事例や実績を中心にするのが顧客に理解されやすい」といった回答が見られた。
IDEATECHは調査結果を踏まえ、「マーケティング戦略の複雑化や、企業の競争激化を背景に、ノウハウ不足や社内リソースの課題が浮き彫りになっている。そんな中でも、お役立ち資料などを活用したコンテンツマーケティングに対し評価する声が多く聞かれたことから、質の高いコンテンツを継続的に作成・発信することで、エンタープライズ企業からの確度の高いリード獲得につながることが期待される」とコメントした。
調査は、B2Bの大企業(従業員1000人以上)のマーケティング担当者100人を対象にインターネットで実施した。期間は2024年12月6〜9日。
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