森岡毅氏「本能に刺さるものを」 ジャングリア沖縄の概要公開、コンセプトに込めた狙いは(2/3 ページ)
「JUNGLIA OKINAWA」の開業予定日が2025年7月25日に決定した。仕掛け人、森岡毅氏の悲願となる同施設。どのようなコンセプトなのか。
どんな施設?
ジャングリア沖縄では、総面積約60ヘクタール(東京ドーム13個分)の敷地の中に、22のアトラクションやエンターテイメント、スパ、15のレストラン、10のショップを用意した。レストランやショップを集めたエントランスビレッジは、パーク全体を見渡せる開放的な「INFINITY TERRACE」を建設。最も高い場所にあるテラスからは、遠くに浮かぶ気球や巨大なブラキオサウルスも見えるという。
22のアトラクション
アトラクションは計22施設を用意。「DINOSAUR SAFARI」は、巨大生物が施設を破壊し脱走、状況確認・事態制圧のミッションを負ってドライバーが運転する12人乗りの大型オフロード車に乗り込み20頭の恐竜に接近する。約19メートル(ビル7階建て相当)のブラキオサウルスや、背中の突起が特徴の大型ステゴサウルス、3本の角が特徴のトリケラトプス、肉食恐竜ティーレックスなど、迫力ある恐竜たちに最短1メートルの距離まで接することができるという。
「FINDING DINOSAURS」は、ジャングルの中で迷子になってしまったパキリノサウルスの赤ちゃんを探すアトラクションだ。自らの足でジャングルを踏み分け、アンキロサウルスや翼竜プテラノドンなど6頭の赤ちゃん恐竜と遭遇し触れ合う。神秘的な洞窟やトンネル、吊り橋を渡ったり自身でトロッコを運転したりしながら迷子の赤ちゃん恐竜を探すアトラクションとなる。
「HORIZON BALLOON」は、直径約23メートルの気球に乗り込み生命力あふれるやんばるの木々とエメラルドグリーンの海、晴れ渡る昼間の真っ青な空や夕暮れのマジックアワーなど、時間帯によって違った表情の大自然の雄大な絶景を見渡すことができる。日本では珍しいガス気球を採用することで、独特の浮遊感と安定飛行を体験できる。
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