インタビュー
バルミューダの「高級ホットプレート」なぜ人気? 発売1年で4万5000台突破のワケ(2/5 ページ)
バルミューダのホットプレート「BALMUDA The Plate Pro」が好調だ。4万円を超えるのに、なぜ人気なのか。担当者を取材したところ……。
「蓄熱性」と「温度調整機能」で本格的な料理
食材を焼くプレート部分は銅や鉄など、さまざまな素材で試作を重ねた。ステンレスとアルミニウムを組み合わせた3層構造のクラッド材(異なる金属を組み合わせた複合材料)を採用し、プレートの厚みは一般的な製品の2倍以上となる6.6ミリに設定した。
その結果、高い蓄熱性を実現し、食材を置いても温度が下がりにくい仕様となった。
一般的なホットプレートの場合、冷たい肉を置くと温度が下がってしまう。そのため、センサーが温度を一気に上げるが、肉は低温から徐々に加熱されるため、おいしい焼き加減が実現しにくくなる。
ザ・プレートは食材を置いても温度が下がらず、一定の温度で焼き上げられるため旨みを逃さない。また、プレート全体で均一に熱を保つため、家庭の焼肉でありがちな、プレートの端が冷めてしまうという課題も解決した。
温度設定は、160〜220度の20度刻みの4段階で制御できる。高温での焼肉や魚のソテーのほか、最低温度の160度では、自宅では難しいとされる極薄クレープづくりまで可能とするなど、調理の幅も広がる。
和牛専門の精肉店や洋食レストランなどのプロにも使用を依頼したところ、温度コントロールの精密さが評価されるなど、料理人からも高い関心を集めている。
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