友人や同僚に薦めたい白物家電メーカー 2位「日立」、1位は?(1/2 ページ)
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(東京都品川区)が、NPSの高い白物家電メーカーを調査した。結果は?
ITmedia デジタル戦略EXPO 2025冬
ビジネスパーソンが“今”知りたいデジタル戦略の最前線を探求します。デジタル経営戦略やAI活用、業務効率化など、多岐にわたるビジネス課題を解決。
NPS(Net Promoter Score)とは、「友人や同僚に薦めたいか?」という質問に基づいて算出される指数のことを言う。近年では顧客満足度にかわる新しい指標として導入する企業が増えている。
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション(東京都品川区)が、NPSの高い白物家電メーカーを調査した。TOP3は?
友人や同僚に薦めたい白物家電メーカー TOP3は?
対象の白物家電メーカー4社のうち、NPSのトップは「パナソニック」(2.5ポイント)となった。2位は「日立」(-12.3ポイント)、3位は同値で「東芝」と「シャープ」(各-25.4ポイント)が続いた。4社のNPS平均は-15.2ポイント、トップ企業とボトム企業との差は27.9ポイントとなった。
16の項目別に業界全体のロイヤルティの要因を分析したところ、「企業イメージ・ブランドイメージの良さ」「お客さまに寄り添う姿勢・大切にする姿勢」「企業の技術開発力の高さ、革新性」がロイヤルティを醸成する要因となった。
また、商品の「機能性の高さ」「機能の豊富さ」に加え、「デザイン性の高さ」「耐久性・安全性の高さ」「商品の直観的な操作のしやすさ、使い勝手の良さ」といった商品性に関する項目がNPSを高める要因となった。一方で、優先的に改善が求められる項目については、商品の「オリジナリティの高さ」「省エネや環境に配慮していること」が挙げられた。
パナソニックは、「機能性の高さ」「耐久性・安全性の高さ」がロイヤルティに影響を与える結果となり、NPS1位に。2位の日立は「企業イメージ・ブランドイメージの良さ」「企業の技術開発力の高さ、革新性」がロイヤルティを醸成する要因となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
高速PDCAで荷物返却も「爆速」 スカイマークの顧客満足度がANA、JALよりも高い納得の理由
ANAとJALに続き国内航空会社で3位のスカイマークだが、顧客満足度ランキングでは2社を上回り、1位を獲得している。特に利用者から評判なのが、受託手荷物の返却スピードだ。SNSでも「着いた瞬間に荷物を回収できた」「人より先に荷物が出てきている」といった声が多い。
「それ効果あるの?」と言わせない! 三田製麺マーケターの“社内を納得させる”施策効果の可視化術
「SNSのフォロワー数は増えているのに、売り上げへの貢献が見えない」「オンライン施策と店舗集客の関係性が分からない」――。多くの広報・マーケティング担当者が、一度は直撃したことがある課題だろう。そんな中、つけ麺チェーン「三田製麺所」を運営するエムピーキッチンホールディングスは、SNSやWebを活用した認知拡大から、コアファンの育成、そして売り上げ貢献までを可視化する独自のロジックを確立した。
数字に“とらわれる”マーケターの現代病 「普通のことを普通に考える」だけでいい
「顧客中心主義」と「数値主義」どちらを選ぶか──現代のマーケターは今、難しい2択に迫られている。筆者は、現在のマーケターは“数字にとらわれている”人が多いと思うのだ。
生成AIは、1日2500件の対応に追われるJR西「お客様センター」をどう変えた?
R西日本のお客様センターが、生成AI活用を強化している。このお客様センターを運営するJR西日本カスタマーリレーションズはこれまでも、東京大学松尾研究室発のAIベンチャーのELYZAと協業して生成AI起点で業務フローを見直し、オペレーターの業務効率化に取り組んできた。JR西日本のお客様センターでは、生成AI活用によって業務の効率化にとどまらず、VoC活用の可能性も広げているという。
「チューブが使いにくい」「パウチって何?」 エスビー食品、顧客の「声」を生かした商品改善のアイデアとは?
「クレーム対応に追われてしんどい」といったイメージが根強いお客さま相談窓口業務。エスビー食品では相談窓口におけるデータ活用に力を入れている。顧客の「声」を生かした商品改善のアイデアとは?
KDDIの「持続的なCX改善」、どう実現? FAQ刷新で年数万件の電話削減も
KDDIは2017年、点在していたWebサイトを統合し、より良い顧客体験を提供するためにauブランドの総合ポータルサイト「au.com」をスタートした。迅速な改善を継続して続けることで、さまざまなうれしい効果があったという。
「データ重視」でWeb流入3倍に アステラス製薬のMRが挑んだCX改革
優れたCXを実現すれば、顧客満足度を向上させるだけでなく、ブランドの差別化や優位性を確立させ、どんな状況でも「選ばれる」存在へとなることができる。アステラス製薬はコロナ禍でパーソナライズを中心にしたCX改革を進め、それまでバラバラだったデジタルチャネルと営業チャネルの連携を実現。メールからのWebサイト来訪率を約3倍まで伸ばしたほか、営業に渡すホットリードのインサイトの質、数を大きく向上させたという。
大量のデータでSuicaが超進化! 改札で「タッチ不要」が異次元のインパクトをもたらすワケ
ピッ!――駅の改札で、もうこの音を聞くことがなくなるかもしれない。東日本旅客鉄道(以下、JR東)は、Suicaの大幅なアップデートを予定している。このアップデートにより、Suicaをタッチしなくても改札を通り抜けられるようになるという。



