ファミマ、「猫」だらけの21商品 「恩返し」企画も(2/2 ページ)
ファミリーマートは2月18日から、2月22日の「猫の日」に合わせ、猫モチーフの商品を展開する「ファミリ〜にゃ〜ト大作戦!」を開催する。最多となる21商品を用意した。
猫への“恩返し”企画も実施
昨年に続き、ヤマト運輸とのコラボも実施する。ヤマトグループのモチーフであるクロネコとシロネコをイメージした「クロネコとシロネコのビスケットサンド」(258円)を発売する。ヤマト運輸が食品でコラボするのは同キャンペーンが初であり、その理由について、ヤマト運輸の担当者は「宅急便以外でも消費者との接点を増やしたいと考えていたから」と説明する。
その他、ハッピーターンとコラボした「ハッピーニャーン(たらこバター味)」(186円)や、ランチパックとコラボした「にゃんチパック」(178円)など、初コラボ商品も用意した。
猫に関連する経済効果、通称「ネコノミクス」は年々拡大している。関西大学名誉教授の宮本勝浩氏によると、2022年のネコノミクスは約1兆9690億円だったところから、2024年には約2兆5000億円に達したという。同業他社では、セブン-イレブン・ジャパンも2月14日から、「にゃんこ発見!」と称したキャンペーンを実施。猫をモチーフにしたホットスナックやスイーツ、パンなどを販売している。
今年は、猫モチーフの商品を販売するだけでなく、新しい取り組みとして、ペットフードドライブを全国4店舗に設置する。フードドライブとは、家庭にある食品を集めて支援が必要な人に届ける取り組みで、今回はペットフードを集めて、日本動物愛護協会へ寄贈する予定だ。「ネコノミクスに便乗した商品を販売するだけでなく、こうした取り組みで地域猫活動を支援し、猫に恩返しすることにつながれば」と橋本氏は説明する。
橋本氏は、今年のキャンペーンの売り上げ目標として昨年比120%を掲げている。昨年に続き、消費者の支持を得られるか。
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