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「客室のWi-Fiが遅い」問題をどう解消した? 全国展開のホテルグループが見つけた“顧客満足度UP”の有効策とは“つながる”ビジネス、楽天モバイルと共に

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私たちの生活に欠かせないものとなったスマートフォン。それはビジネスにおいても同様だ。社内連携や顧客対応、スケジュール管理などビジネスシーンのやりとりを一挙に担う、不可欠のツールだ。併せて、オフィスのインターネット環境を一から構築する企業や、現行のサービスを見直す企業も多いはずだ。ビジネスの根幹に関わるツールを安定して運用するには「つながりやすさ」「価格」「使いやすさ」全てがそろっていないと意味がない。それを実現するのが楽天モバイルだ。本連載では、楽天モバイルのサービスを用いて新しいビジネス領域の開拓や業務効率化を図る企業の事例を紹介する。

 BBHホテルグループが運営する「ホテルグランテラス富山」。JR富山駅から徒歩約7分。ホテルに面した通りには富山地方鉄道が運行する路面電車「市内電車」の停車駅があるという好立地に建つ客室数129室のシティーホテルだ。晴れた日には、一部の客室と最上階にある朝食会場から雄大な立山連峰を望める。大きなバンケットルームを2つ設けており、披露宴やパーティーの参加者がそのまま客室でゆったりと滞在できるのも好評だという。

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ホテルグランテラス富山

 富山市といえば米国の大手新聞社が「2025年に行きたい場所」の一つとして選出した地域で、観光客の増加が期待される。だが、ホテルグランテラス富山には「インバウンドを含む観光客やビジネス客を受け入れるに当たり課題点があった」と総支配人の湯上均氏は話す。それが「Wi-Fi環境の悪さ」だ。

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ホテルグランテラス富山 総支配人 湯上均氏

 「お客さまから『通信速度が遅い』『つながりにくい』といったご意見や口コミを頂くことが多くあり、顧客満足度の低下や対応するスタッフの疲弊につながっていました。コロナ禍以降、客室でWeb会議に参加したりスマートフォンで動画サイトを視聴したりするお客さまが増えたこともあって、高品質な通信を望む声が高まっていました

 ホテルをはじめとする宿泊施設は「ホスピタリティーを売る仕事」だと湯上氏は言う。それを信条とするスタッフにとって、宿泊客からの指摘は“心を痛めるナイフ”となる。特にスタッフを悩ませた要望が、「Wi-Fiがつながりやすい部屋に変えてくれないか」という声だ。客室で仕事をするビジネス客にとって、快適な通信環境は不可欠なもの。「遅い」「つながらない」Wi-Fi環境が、顧客満足度を低下させると同時に、スタッフの時間を奪い疲労感を増幅させていた。

 BBHホテルグループを束ねるブリーズベイホテル株式会社の堺直紘氏(グループホテル経営支援部 マネージャー)は「同様の課題はグループが運営する多くの宿泊施設で表面化していました」と振り返る。

 そんなBBHホテルグループがWi-Fi環境改善のために導入したのが、楽天モバイルの法人向けインターネット接続サービス「KŌSOKU Access」(高速アクセス)だ。BBHホテルグループが展開する160施設のうち約50施設にKŌSOKU Accessを導入し、ホテルグランテラス富山は客室と一部レストランでKŌSOKU AccessによるWi-Fi環境を提供している。

KŌSOKU Accessの3つの強み

通信回線を独占できるから通信速度が速い

 KŌSOKU Accessは、回線を1契約者が独占して使用する「専有型」のインターネット接続サービスだ。回線を分岐させて複数のユーザーで共有する「共有型」に比べて混雑しにくく途切れにくいので、安定した高速通信を実現できる

楽天モバイルならではの低価格なサービス

 価格面も注目すべきポイントだ。インターネットを利用するには、回線事業者に加えてプロバイダーとの契約が必要となる。KŌSOKU Accessは楽天モバイルが回線とプロバイダーのサービスを一括して提供しており、低価格を実現している。KŌSOKU Accessの「1Gbpsプラン」は月額1万9580円(税込)。2年間利用すると、初期費用と基本工事費用の合計21万7800円(税込)が実質無料になる。

※初期費用、基本工事費用の合計21万7800円(税込)は24回の分割払いとし、当月分の分割請求相当を月額料金から24カ月間割り引く。2年以内の解約の場合、分割残債を一括で請求。

回線エリアを生かした広いサービス提供範囲

 専有型サービスは提供地域が限定されることも多いが、KŌSOKU Accessは楽天モバイルのネットワーク設備や環境を活用してほぼ全国で利用できる

※一部地域を除く。詳細な提供エリアについては、要問い合わせ。

一括管理でコストダウンに成功 サポート体制も決め手に

 BBHホテルグループがKŌSOKU Accessの導入を決めた理由は何か。堺氏は「全国展開」「回線の品質」「管理の容易さ」を挙げる。

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ブリーズベイホテル 堺直紘氏

 「都市部では使えても地方はサービス対象外という通信事業者もあるため、当グループは各施設の担当者がそれぞれ通信事業者と契約をしていました。回線速度が遅い地域は、一つの施設で複数回線を開通させているところもあって、管理の煩雑さや契約回線数に応じたコスト負担が課題になっていました」

 KŌSOKU Accessの導入によって窓口が楽天モバイル1社になり、「非常に助かっている」と堺氏。コストの削減効果も如実に現れており、管理にかかっていたさまざまな費用は移行前と比べて4割程度下がったという。「イニシャルコストだけでもかなり大きな削減になりました。申し込みから開通までの流れもスムーズで、楽天モバイルの担当者に『この施設は早く開設したい』と要望を伝えると、できる限り融通を利かせてくれました。アフターメンテナンスやフォローも一貫して対応してくれるので心強いです」

 回線の品質も「申し分ない」と続ける。「地方部ほど共有型回線しか提供していない事業者が多いため、広範囲で専有型回線を提供するKŌSOKU Accessは、当社のように多くの拠点を構える企業にとって大きなメリットがあると感じました」

 サポート体制も充実している。トラブルが発生した際は専任技術者が24時間365日体制でサポートし、楽天モバイルのネットワーク稼働率が99.9%を下回った場合は月額料金の一部を返金する「サービス品質保証制度」(SLA)も用意している。

※回線終端装置、アクセス回線の障害は対象外。

 KŌSOKU Accessの導入によって、ホテルグランテラス富山の通信環境は格段に改善した。2人は「お客さまから通信速度に関する要望がほとんどなくなった」と笑顔を見せる。

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スマホをKŌSOKU AccessによるWi-Fiにつなげて通信速度を測ったところ、610〜650Mbpsを記録した
※速度を保証するものではありません。

 取材時に持参したPCを客室のWi-Fiに接続してWeb会議システムを使ってみたところ、映像や音声が遅延したり途切れたりすることはなかった。スマホを同時に複数台接続しても、遅延することなくスムーズにWebを閲覧できた。

 「従業員から『お客さまから通信速度に関するご意見を頂かなくなった』との報告を受けて、従業員の負担軽減につながったと実感しています。課題が解消されたことで、他の業務に充てられる時間が増えてお客さまにより満足していただけるサービスを提供できるようになりました」(湯上氏)

同業他社にも薦めたいKŌSOKU Access

 専有型のKŌSOKU Accessを導入したことで、ホテルグランテラス富山は顧客満足度はもちろん、従業員満足度の向上とコストの大幅な削減を実現した。湯上氏、堺氏ともに導入効果を高く評価している。

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 「私たちのグループのように、地方で高品質、低価格の回線が見つからなくて困っている宿泊施設がたくさんあると思います。同じような悩みを抱えている企業にこそ試していただきたい回線です」(湯上氏)

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提供:楽天モバイル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ビジネスオンライン編集部/掲載内容有効期限:2025年3月12日

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