食品値上げで「米」購入機会減る 反対に増えたものは?
クロス・マーケティングは、全国20歳〜69歳の男女を対象に「食品の値上げに関する調査(2025年)」を実施した。値上げで逆に購入が増えたものとは。
マーケティングリサーチ事業を行うクロス・マーケティング(東京都新宿区)は、全国20〜69歳の男女を対象に「食品の値上げに関する調査(2025年)」を実施した。食品の値上げを感じていると答えた人は全体の90.9%を占め、そのうち「強く感じる」と答えた人は69.1%にも上った。
性別でみると男性(65.1%)より女性(73.1%)のほうが強く感じている割合が高く、年代別では40〜60代で「強く感じる」が高い結果となった。
値上がりしたと思う食品1位は「お米」で75.6%、2位が「葉物類」で64.9%、3位が「卵」で40.3%、4位は「パン類」で31.2%、5位は「果菜類」(きゅうり、トマト)で27.5%だった。「果物」「根菜類」も2割台で、野菜・果物が上位に並んだ。
値上げにともなう最近の食品の買い方については、最多が「割引・見切り品を積極的に選んでいる」(31.0%)、以降は「より安く購入できるお店で買うようにしている」(29.8%)、「ポイント還元やクーポンなどの割引を利用する」(27.7%)が続いた。
他に「特売やセールの情報を積極的に調べている」「事前に購入するものを決め、必要なもの以外は買わない」などが続き、各自の買い物の工夫が見られた。
値上げにともない買う機会が減った食品1位は「お米」(208人)、2位が「お菓子」(185人)、3位が「キャベツ」(165人)だった。反対に買う機会が増えた食品1位は「もやし」(195人)、2位は「豆腐」(80人)、「パン」(60人)と、安価な印象を持つ食品が目立った。
調査は、全国の20〜69歳の男女を対象にインターネットで実施した。期間は25年2月14〜16日、有効回答数は1100人。
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