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「就活のネクタイは何色?」青山商事の“接客AI” フレッシャーズ向けに導入したワケ(2/2 ページ)
洋服の青山は、公式LINEに寄せられた「スーツに関する悩み」にAIが回答する、「青山AIエージェント」の提供を開始した。青山商事に、狙いと導入の経緯を聞いた。
質問の「絞り込み」に苦心
広報担当者によると、AIに情報を学習させるにあたって、幅広いブランドやアイテム、スーツの着こなしについて「どんな質問が多いのか」を検討し、学習させる過程で苦心したという。「フレッシャーズ向け」に限定してサービスを開始した背景には、想定される質問を“絞り込む”という意図もあったようだ。
公式LINE上では「12星座占い」を毎週更新するなど、10〜20代のターゲット層に対して「コミュニケーションが取れる工夫」もほどこしている。
今後はデータ分析に基づく商品開発など、さらなるAI活用の可能性を模索したい考えだ。広報担当者は、AIエージェントを活用したサービスについて「LINEを中心にビジネスパーソンにも広げていきたい」とコメントしている。
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