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浅草・仲見世商店街の「屋根瓦」、戦後80年で初の“全面葺き替え” ピカピカの銅板輝く(1/2 ページ)

浅草・仲見世商店街の「屋根瓦」が戦後初、80年ぶりの全面葺(ふ)き替えを実施。約10カ月の工事がこのほど竣工を迎える。

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 国内外からの観光客でごった返す東京・浅草。雷門を抜けると、全長380メートルの仲見世商店街が真っすぐと浅草寺まで続く。この商店街の屋根材が、戦後初となる80年ぶりの全面葺(ふ)き替え工事が実施されることになり、約10カ月をかけてこのほど竣工を迎えた。


浅草・仲見世商店街(ゲッティイメージズ)

 13棟、2138平方メートルに及ぶ工事は、交代勤務をしながら24時間体制で行われた。緑青色に染まっていた屋根は新品の銅板瓦に代わった。この瓦も時間がたつにつれ酸化し、緑青の被膜に覆われていく。日に照らされて輝く姿を見ることができるのは今だけだ。


新品の銅板瓦が輝く(編集部撮影、以下同)

鬼瓦部分

雨樋部分

時間とともに徐々に酸化し、緑青色に落ち着いていく

 施工を手掛けたのは、金属屋根を得意とする建設会社カナメ(栃木県宇都宮市)。浅草寺とカナメの関係は2007年、浅草寺本堂の手前に位置する宝蔵門の瓦を「チタン瓦」に葺き替える工事から始まった。


カナメ 吉原正博社長

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