インタビュー
“ヌン活”ブームはどこまで続く? 単価6000円でも予約殺到の理由(1/5 ページ)
2022年に流行語大賞にノミネートされた「ヌン活」。以前よりも各社のアフタヌーンティープランは充実し、予約が取りづらくなっているようだ。単価6000円以上と高額にもかかわらず、なぜブームが長く続いているのか。
2022年に流行語大賞にノミネートされた「ヌン活」。ホテルやカフェでアフタヌーンティーを楽しむ活動を指す。それから2年以上が経過したわけだが、ブームが衰えるどころか、より充実したプランを打ち出すホテルやカフェも多く、予約が取りづらい状況が続いている。
「コンラッド東京」では単価7900円〜と高価格帯にもかかわらず、平日でも多くの女性客でにぎわっている。10年ほど前からヌン活の人気が続いており、近年は特に好調だという。
レストラン予約サイトの人気アフタヌーンティーランキングで1位を獲得する「ANAインターコンチネンタルホテル東京」では、2018年以降、テーマ性のあるプランを充実させている。ホテル内の複数のレストランで趣向を凝らしたプランを提供し、予約が殺到した実績もある。
圧倒的な“かわいさ”がウリのカフェ「ジンジャーガーデンアオヤマ」と「モスカ・バイ・ジンジャーガーデン」(ともに東京・表参道)では、人気キャラクターやアパレルブランドとコラボしたプランなども展開。推し活を楽しむ20代女性から高い支持を得ている。
ANAインターコンチネンタルホテル東京の広報担当者と、ジンジャーガーデンを運営するキャバリー社(東京都港区)の永谷佳代子社長に、アフタヌーンティーの戦略とブームが長く続く理由を聞いた。
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