ニュース
実は3台が稼働中 手土産の定番・ヨックモックがあえて「自販機」を出す理由(1/3 ページ)
ロール状クッキー「シガール」で知られるヨックモック(東京都千代田区)が手掛ける「自販機」が増えている。デパ地下や駅ビルの食品売り場で購入されるイメージが強いヨックモックの商品を、なぜ自販機で販売するようになったのか。同社に話を聞いた。
ロール状クッキー「シガール」で知られるヨックモック(東京都千代田区)が手掛ける「自販機」が増えている。デパ地下や駅ビルの食品売り場で購入されるイメージが強いヨックモックの商品を、なぜ自販機で販売するようになったのか。同社の三溝優実氏(事業開発部 事業企画グループ)に話を聞いた。
【訂正:2025年3月31日16時00分 初出のタイトルと本文に一部、事実誤認を招く可能性があり、表記を修正しました】
ヨックモックは1969年に誕生した東京・青山のクッキーブランド。代表商品であるバターをふんだんに使ったロール状クッキー「シガール」の他、クッキーやフィナンシェなどを展開している。シガールは20本入りで1836円、30本入りで2700円だ。
ヨックモックが展開する自販機「いつでもヨックモック」は店舗で販売している商品の中から、シガールなど約10種類をラインアップしている。手土産として購入されるケースを想定し、手提げ袋やエコバッグも取り扱う。
三溝氏によると、自販機はシガールのような繊細な商品向けの高機能タイプを使用しているという。取り出し口から出てくるまでに、お菓子が割れないようにするためだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「儲けようとは考えてなかった」 ドンキのプロテイン自販機がじわじわ増加中、採算度外視でも設置したワケ
ドン・キホーテが、一部店舗で展開している「プロテイン自販機」が好調だ。売り上げは、通常の自販機の平均より高い金額で推移しているという。スポーツジムに設置されることが多いプロテイン自販機を、なぜドン・キホーテの店内に設置したのか。PPIHの須田海斗氏(ホーム&レジャー商品開発担当)に話を聞いた。
目線の“低さ”がポイント? じわじわ広がる「みまもり自販機」の正体
防犯カメラが付いた「みまもり自販機」が、じわじわと全国に広がっている。2018年から展開を進めるキリンビバレッジは、全国に約200台を設置。街灯に取り付けられた防犯カメラよりも優秀な側面もあるという。同自販機のメリットなどを、キリンの担当者に聞いた。
渋谷駅にサラダ自販機を設置して、見えてきた「0.13%」の数字
京王井の頭線の渋谷駅に、サラダなどを販売する自販機が登場した。価格は1000円ほどするのに、なかなか好調のようで。ちょっと変わった自販機を設置したことで、どんなことが分かってきたのか。
街で見かける「生搾りオレンジジュース自販機」 どういった仕組みなの? 運営元に聞いた
SNSで「生搾りオレンジジュース自販機」が話題になっている。約45秒で搾りたてのオレンジジュースを購入でき、1杯の価格は350〜500円。4月にシンガポールから日本に上陸したアイジュース社に「生搾りオレンジジュース自販機」の戦略を聞いた。

