インタビュー
目線の“低さ”がポイント? じわじわ広がる「みまもり自販機」の正体(1/4 ページ)
防犯カメラが付いた「みまもり自販機」が、じわじわと全国に広がっている。2018年から展開を進めるキリンビバレッジは、全国に約200台を設置。街灯に取り付けられた防犯カメラよりも優秀な側面もあるという。同自販機のメリットなどを、キリンの担当者に聞いた。
防犯カメラが付いた自動販売機が、じわじわと全国に広がっている。2018年にキリンビバレッジ(以下、キリン)が地域の防犯目的で東京の足立区に設置し、その後、アサヒ飲料やダイドードリンコなども同様の取り組みを開始している。
キリンが開発した防犯カメラ付き自販機は「みまもり自動販売機」の名称で展開しており、首都圏を中心に全国の公園や商店街などに約200台が設置されている。
商品見本の部分に防犯カメラが取り付けられており、構造としてはシンプルだが、目線の高さにカメラがあることで街灯に設置された防犯カメラよりも犯罪抑止や犯人逮捕につながりやすい側面があるという。
「みまもり自販機」のメリットや運用、今後の展望をキリンビバレッジ 広域法人・自動販売機営業部 部長代理 馬返健二氏と、同専任部長 安藤恵理氏に聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
タコハイって何味? サントリーの謎めいた商品が爆売れした背景
サントリーが3月に発売した「タコハイ」が好調だ。しかしながら、タコハイとは何か知らない人も多いはず。それなのにテレビCMでは、結局どんな飲みものなのか明かさない手法を採用した。結局、どんな商品なのか。そして、なぜ売れたのか。
えっ、売上比率はたった「1%」? それでもビールのミニ缶が40年も愛される理由
缶ビールのサイズを見ると、ミニ缶と呼ばれている135mlがある。「一番搾り」の内訳を見ると、売り上げ比率は1%ほど。あまり売れていないのに、なぜ販売を続けるのか。キリンビールの担当者に聞いた。
ウイスキー蒸溜所「1万円ツアー」が盛況 サントリーが強気の値付けでも、満席が続く理由
サントリーのウイスキー蒸溜所が盛況である。大阪の山崎と山梨の白州にそれぞれ蒸溜所があるが、いずれも来客数が増えている。その理由を取材したところ、気になるツアーが盛り上がっているという。それは……。
マッカーサーも常連だった!? 88歳「ビヤホールライオン 銀座七丁目店」の伝説
東京・銀座にあるビヤホールが「登録有形文化財」として登録されたことをご存じだろうか。「ビヤホールライオン 銀座七丁目」の建物のことである。この店は1934年にオープンしていて、ホールはほぼ当時のまま。店内はどうなっているのかというと……。
