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ブラック・ジャックが夢見た未来はここに? パソナが万博で描く、iPS細胞×テクノロジーの社会(1/4 ページ)
もしブラック・ジャックが現代にいたら――。パソナグループが大阪・関西万博で公開するのは、iPS細胞と最新技術を掛け合わせた“未来の医療”の姿。再生医療が社会をどう変えるのかを探る。
大阪・関西万博の西ゲート付近、ガンダム立像の向かいに位置するのが、パソナグループの「PASONA NATUREVERSE」だ。「いのち、ありがとう。」をコンセプトに、生命と医療の未来を体験できる空間を展開している。この空間は、どのような未来社会の可能性を示唆しているのか。
パビリオンは、テーマごとに「いのちの歴史」「からだ」「こころ・きずな」という3つのゾーンに分かれており、「身体の健康」「心の健康」「社会的な健康」を実現する「Well-beingな社会」の発信を目指している。
入場すると、「生命進化の木」が来場者を迎える。1970年の大阪万博で岡本太郎氏が太陽の塔内部に設置した「生命の木」をモチーフに、多くの命が刻んできた進化の歴史を地層のように表現している。樹上の窓からは、未来の地球の一部を垣間見ることができる。
パビリオン全体のナビゲーターとして「鉄腕アトム」と、「からだゾーン」のナビゲーターとして「ブラック・ジャック」が登場する。
心を持ったロボットというアトムのコンセプトは、人とテクノロジーの共生というパビリオンのテーマと重なり、患者を救いたいという意志を持つブラック・ジャックの姿は、テクノロジーの目的が人間の幸福にあるという考えを象徴している。
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