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ブラック・ジャックが夢見た未来はここに? パソナが万博で描く、iPS細胞×テクノロジーの社会(4/4 ページ)

もしブラック・ジャックが現代にいたら――。パソナグループが大阪・関西万博で公開するのは、iPS細胞と最新技術を掛け合わせた“未来の医療”の姿。再生医療が社会をどう変えるのかを探る。

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「互助の社会」というビジョン

 パソナグループが掲げる未来社会のビジョンは「ミューチュアル・ソサエティ(互助の社会)」だ。同グループ代表の南部靖之氏は「創業50周年を迎える今年、パビリオンで発信する世界の実現を目指したい」と語る。

 パビリオンの建築デザインには「心臓(いのち)の螺旋」というコンセプトを採用。約4億年前に誕生し、3回の大量絶滅期を乗り越えて繁栄したアンモナイトの螺旋形状を、人と人がつながり合う社会の象徴として位置付けた。

 パビリオン名の「NATUREVERSE」は、自然(NATURE)と宇宙・世界(UNIVERSE)を組み合わせた造語で、自然を尊重する世界を築きたいという思いが込められている。

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アンモナイトの螺旋形状を社会の象徴とする

 万博終了後、このパビリオンはパソナグループが本社機能の一部を移転した淡路島(兵庫県)へ移設する予定だ。同グループが描く未来は、単なる技術の進化ではなく、人間らしさを大切にした社会の実現にある。

 生命科学の進化がもたらす可能性と、互いに支え合う社会の大切さという2つの視点から、誰もが健康でイキイキと活躍できる社会を提案している。

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