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ブラック・ジャックが夢見た未来はここに? パソナが万博で描く、iPS細胞×テクノロジーの社会(3/4 ページ)
もしブラック・ジャックが現代にいたら――。パソナグループが大阪・関西万博で公開するのは、iPS細胞と最新技術を掛け合わせた“未来の医療”の姿。再生医療が社会をどう変えるのかを探る。
「NATUREVERSEショー」も目玉のひとつ
「未来のわたし」をテーマにした展示では、障害や年齢にかかわらず誰もが生涯活躍できる社会を提案する。
加齢や病気で身体機能が低下した人でも装着するだけで機能改善を可能にする「装着型サイボーグHAL」の仕組みを体験できるコーナーを設け、実用化が進むサイボーグ技術は、将来的に身体的なハンディキャップの克服につながる可能性を示している。
そのほか、バイタルサイン(脈拍や呼吸など)の変化を常時モニタリングする小型センサー「Cyvis(サイビス)」や、X線や造影剤不要で微小血管の状況をリアルタイムで可視化する「Acoustic X(アコースティックエックス)」など、最先端のサイバニクス技術を紹介している。健康管理技術の進化が、予防医療の普及にもつながることを示唆する。
本パビリオンの目玉のひとつでもあるのが「NATUREVERSEショー」だ。約2メートルの巨大キューブが上下水平に移動しながら未来社会の誕生を描いている。自然とテクノロジーが共生し、人々が思いやりでつながる世界を、約5分間の映像と音楽で表現している。
巨大キューブが鮮やかな映像に連動した姿は迫力があり、ショーが始まると足を止める来場者が目立った。
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