「ゴンチャ」人気はなぜ続くのか “タピオカの一発屋”で終わらなかった理由(3/5 ページ)
台湾発のグローバルティーカフェ「ゴンチャ」が、日本上陸10周年を迎えて新戦略「Gong cha 2.0」を進めている。2025年以降に開業した「コンセプトストア」は行列ができる反響で、新たなファンプログラムも会員55万人と好調だ。なぜ、タピオカブームが終わってもゴンチャは成長を続けられるのか。
未来の姿を体現した「コンセプトストア」
ゴンチャといえば、テークアウトで飲むイメージもある。店舗の内訳でいうと、座席のあるカフェ型が約6割、スタンド型が約4割とカフェ型が多いのだが、ほとんどの注文がテークアウトだという。
そんななか、Gong cha 2.0では店舗外観やインテリアを刷新した座席のある「コンセプトストア」の展開を掲げている。ゴンチャが目指す未来の姿を体現したテスト店舗の位置付けで、同店限定のドリンクメニュー、充実したフードメニュー、オリジナルグッズも取りそろえている。
外観やインテリアはゴンチャを象徴する“赤”を基調としており、家具は柔軟に組み合わせを変更できるモジュールタイプを採用した。
2025年3月に1号店の「原宿神宮前店」、4月に「アルシェ大宮店」、そして5月30日に「秋葉原中央通り店」をオープンした。大宮は既存店のリニューアルとなる。1号店では、限定メニューやグッズを求めて初日に200人以上が行列をつくったという。
3号店となる秋葉原中央通り店は、Gong cha 2.0における店舗デザインの5つの要素(外観、内装のバー、床デザイン、家具、サイネージ)を全て盛り込んだ。あえて座席の横幅を狭くした”1.5人席”もあり、少し近い距離感でおしゃべりを楽しんでほしい狙いがあるという。
「オタクの聖地として知られる秋葉原は、多様なサブカルチャーや最先端のクリエイティブが集結する街に進化を遂げています。国内外から人が訪れる人気のエリアです。非常に良いロケーションで出店できることになり、ゴンチャが培ってきたティーカフェ文化を秋葉原から発信していきたいと考えています」(栗田氏)
栗田氏によれば、来年度以降に開業する新店舗は、新戦略に沿ったデザインになる見込みだ。店舗面積やロケーション、来客層によって、5つの要素からピックアップして設計するという。
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