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「静かな退職者」7割が予備軍も 経営者・人事が取る対策は?(2/2 ページ)
仕事に対する熱意を失い、与えられた以上のことはやらない状態の「静かな退職者」が、近年増加している。日本人事経営研究室(東京都渋谷区)が調査を実施した。
社員のモチベーションを高めるためにしていること
経営者・人事担当者が、社員のモチベーションを高めるためにしていること1位は「インセンティブ制度(賞与・昇給)」(43.0%)で、以下「特にしていることはない」(39.0%)、「福利厚生の充実」(21.0%)と続いた。
6割超の企業「人事評価制度を導入していない」
人事評価制度(評価、昇進、給与体系など)について、経営者・人事担当者の62.0%が「導入していない」とした。導入していない理由は「業績に影響しないから」(74.2%)が最多となった。
調査は5月15〜19日、25〜60歳の経営者および人事担当者・人事権のある役職の社員100人と、転職経験がある一般社員100人の計200人にインターネットで実施した。
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