2015年7月27日以前の記事
検索
連載

「冷蔵庫未満、タッパー以上」 “もう一つの保存家電”がヒットしたワケテストマーケティングから見るプロダクトの近未来(3/3 ページ)

猛暑と食料高騰が続く中、累計1.5億円超の支持を得た真空保存容器「OoBLE」が注目を集めている。生活者の「冷蔵庫が欲しいのではない」という本質的ニーズに寄り添った、新たな保存ソリューションとは。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

“不満”の視点をずらす――ヒット商品に学ぶ、生活者ニーズの見抜き方

 本製品が支持を得た背景には、「食材高騰」「猛暑」「収納不足」といった時代の課題に対応しつつ、「食の安心と満足」という普遍的なニーズに応えている点が挙げられます。


いろいろな食品を保存できる

コーヒー豆も保存可能

 時代の変化とともにヒット商品も変わりますが、その背景を分析することで、生活者の本質的な価値観が見えてきます。実際にMakuakeでヒットした製品の多くは、既存市場と同じ課題を出発点としながらも、解決手法に独自性を持たせることで新たな価値を創出しています。

 一つの課題に対して、解決策は一つではありません。既存の商品とは少し異なる視点を加えることで、生活者が「まさにこういう商品を待っていた」と感じる新たな提案につながる可能性は大いにあるといえるでしょう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る