インタビュー
売れなかった「水筒みたいな氷のう」が逆転ヒット メーカーも予想しなかったSNSの“バズ”(3/3 ページ)
“売れない氷のう”が、SNSをきっかけに一大ヒットに転じた。ピーコック魔法瓶の携帯氷のうとは……?
模倣品の台頭とブランド戦略
ヒットの裏側では、新たな課題も顕在化している。2025年には類似品が複数登場し、安価な模倣品が市場に流通し始めた。同社はこれに対し、「保冷氷のうといえばピーコック」というブランド認知の確立を急ぐ構えだ。
同社は品質に対する信頼を重視しており、魔法瓶メーカーとしての技術力と差別化された製品設計によって、市場全体の信頼性を損なわないようブランド価値を守る方針である。
2025年夏の出荷見込みは60万本以上に達するとされており、来期以降もさらなる利便性と独自性を備えた新商品の開発を進めていくという。
【お詫びと訂正:7月9日午後1時23分、商品の価格表記及び一部表現を訂正いたしました。】
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