インタビュー
「男が日傘を差すなんて……」をどう変えた? 男性向け日傘180万本ヒットのワケ(1/5 ページ)
2021年に誕生した男性向け晴雨兼用傘ブランド「Wpc. IZA(ダブリュピーシーイーザ)」が好調だ。年々販売数が増加し、シリーズ累計販売数は180万本を超えた。男性の日新市場をどう開拓していったのか。同ブランドを展開するワールドパーティーを取材した。
男性向け晴雨兼用傘ブランド「Wpc. IZA(ダブリュピーシーイーザ、以下:イーザ)」が好調だ。レイングッズの企画・製造・卸販売を手掛けるワールドパーティー(大阪市)が2021年に立ち上げた新ブランドで、年々販売数が増加し、シリーズ累計販売数は180万本を超えた(2025年6月時点)。
同社のセールスプロモーション部 部長 Wpc. IZAブランドマネージャーの小野航氏は、「立ち上げ当初、男性の日傘市場はほぼなかった」と話す。市場開拓を掲げ、男性のニーズに沿った製品開発やプロモーションを仕掛けてきた結果、新たな顧客層を獲得している。
近年は市場の動きも活発化している。イオンでは、2023年に実施したレイングッズフェアで「男性用日傘」のコーナーを新設。2025年は「トップバリュ 晴雨兼用傘」の種類を昨年比2倍に増やして展開する。ユニクロでは、同社初の遮熱機能付きの傘「UVカットコンパクトアンブレラ/遮熱」(2色・男女兼用、各3990円)を2025年6月9日に発売した。
イーザは、どんな製品やプロモーションで新市場を開拓してきたのか。小野氏にビジネス戦略を聞いた。
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