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「ジャングリア沖縄」はなぜ叩かれるのか? 大自然と人工恐竜の没入感ギャップ:スピン経済の歩き方(2/7 ページ)
7月25日にオープンしたばかりの「ジャングリア沖縄」が、ネット上で叩かれている。なぜ厳しい意見が飛び交っているのか、その理由は……。
看板に偽りはないが……
冒頭でも触れたように、ジャングリア沖縄は「大自然没入型テーマパーク」を掲げている。沖縄北部に広がる60ヘクタールの「やんばるの森」という本物の大自然の中に位置しており、看板に偽りはない。
しかし、そういう思いでこの地を訪れると「コテコテの人工物」にお出迎えされる。「ロボットの恐竜」である。
もちろん、恐竜好きの子どもたちは大ハシャギである。しかし、ある程度の年齢の若者や、恐竜にあまり興味のない層からすると、「へえ、よくできているねえ」くらいの反応だ。
つまり、せっかくの雄大な大自然の中にいても、リアルな恐竜ロボットという「よくできたつくりもの」を目にすることで、大自然への没入感が薄れてしまうのである。
もちろん、広い世の中だ。「実際にジャングリア沖縄でティラノサウルスを見て、本物かと思うくらい感動し、自然に没入できたぞ」という方もたくさんいらっしゃるだろう。
ただ、テーマパークのロボットというのは基本的に「日常を忘れさせてくれる閉ざされた空間」で見たほうが没入できる。例えば、ディズニーランドの定番アトラクション「カリブの海賊」を思い出していただければ分かりやすいだろう。
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