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“令和の米騒動”再び? ホテルの朝食にも増える「ビーフン」人気の裏側:スピン経済の歩き方(6/7 ページ)
輸入量が過去最多になるなど、人気が高まっているビーフン。主食とおかずの二刀流だからか、健康志向の人に好まれているからか、それとも……。
「ビーフン」の消費が増えている場所はどこか
中でも急増しているのがフィリピンだ。2023年は62万2293人だったが、2024年には81万8700人となり、前年比131.6%の大幅増となった。
という話をすると、「おいおい、いくらビーフン好きな人が日本にたくさんやってきたって、観光なんだからみんな寿司とかの日本料理を食べるだろ」と冷笑する人も多いだろう。
確かにそうだ。これらの人々はみんな日本の有名観光地で、われわれと同じようなものを食べる。こうした観光客の集中は、いわゆる「観光公害」の一因ともなっている。
しかし、ホテルでのビュッフェは違う。
日本料理はもちろん並んでいるが、その中には滞在客が食べやすい料理も用意されることがある。そこに「ビーフン」が増えている可能性があるのだ。
これは中国、韓国、ハワイ、東南アジアなどで、日本人だらけの観光ホテルの朝食ビュッフェ経験のある人は思い当たる節があるだろう。現地の料理に混じって、なぜかみそ汁などの日本料理があるのだ。
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