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転売ヤーに奪われる「ハッピーセット」問題 マクドナルドはどう解決すべきか:スピン経済の歩き方(4/7 ページ)
限定ポケモンカードの配布により炎上しているマクドナルドのハッピーセット。転売ヤーだけでなく同社にも批判が集まっているが、そもそもどのような対応を取るべきだったのか。ハッピーセットのおもちゃに込めた本来の目的を考えると……。
マクドナルドはどうすればよかったのか
では、マクドナルドは一体どうすればよかったか。
結論から先に言ってしまうと、「小学生までの児童と、そこに付き添っている保護者が1組1セットだけ購入できる」というようなルールを設けるしかないと思っている。
そう言うと、「大人だってポケモンカードやちいかわなどのグッズを集めている人間はたくさんいるぞ! そういう人間が買えないのは不公平だ!」と怒りに震える純粋なファンもいらっしゃるかもしれない。お気持ちは痛いほど分かるが、そもそもマクドナルドが「ハッピーセットのおもちゃ」をどのような意図で販売しているのかという「原点」に立ち返れば、そういう対応をするのがベストなのだ。
マクドナルドの公式Webサイトには、「ハッピーセットのおもちゃはどうやって決めてるの?」という質問に対して、このような回答が寄せられている。
お子様達に喜んでいただけるよう、お子様達の人気のキャラクターや遊びについて担当者がお子様・お母様にヒアリングしながら決めています。
この説明が事実であるならば、ハッピーセットのおもちゃというのは、そもそも「お子さま」を喜ばせるという明確な目的のもとでつくられているのだ。
「話題づくり」「集客」「新規顧客の開拓」などが目的ではない。ましてや、メルカリで転売されることや、大人の収集欲を満たすことを目的としたものではない。
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