2015年7月27日以前の記事
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逆ギレを繰り返す「モンスター部下」に、上司が今すぐ使える“ウマい”切り返しとは?(3/4 ページ)

もしあなたの部下が、突然モンスター化してしまったら……。逆ギレばかりしてきたり、指示を無視したり、手に負えなくなってしまったらどうすればいいのだろうか。今回の記事では、部下がモンスター化してしまったときに有効な“うまい切り返しのフレーズ”を紹介する。

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(a)「ただし」や「その前に」という言葉を使って話の焦点を戻す

 「ただし」「その前に」「一度整理して」という言葉を使うことで、会話の流れを一時的に止め、話題を元に戻すことができます。問題点や重要な事柄に再度焦点をあて、話の方向性を修正していきます。

「ただし、この点に関してはもう少し考慮する必要がありそうだね」

「その前に、この課題について明確にしたいことがあるんだけど」

「今一度、この部分に戻って、どの方向が最適かを考えましょう」


(b)「戻るとすれば」や「元に戻すとすれば」という言葉も有効

 この表現を使うと、軌道を元に戻す意図をはっきりと伝え、自然に話題を修正することができます。

「さっきの話に、戻るとすれば、私たちが最初に話していた目標はこういうことだっけ」

「元に戻すとすれば、最初に提案した内容の件だけどね……」

「重複するけど」


(c)「まず」や「重要なのは」で主要な点を再確認する

 話が進む中で重要な要素が見落とされそうになった場合、「まず」「重要なのは」「確認したいのは」などを使って、その部分に焦点をあてていきます。このフレーズを使うと、自分の行きたい方向に誘引できます。

「まず、目指しているゴールを再確認しましょう」

「重要なのは、私たちがどのように実行に移すかという点です」

「確認したいのは、リソースの配分に関して、です」



出所:ゲッティイメージズ

(d)「その点については後回しにして」で話の序列をつける

 特定の議題が今は適切でない場合、またはそれが議論の中心でない場合には「その点については後回しにして」という表現を使うことで、会話を今一度整理し、重要な点に焦点を合わせることができます。

「その点については後回しにして、今はこの問題を解決しましょう」

「その点は後ほど詳しく議論しましょう。次のステップに進みます」


(e)「今のところ」や「現時点で」といった時間軸のワードを使う

 時間軸を使って現在の状態を強調することで、進行中の問題に注力することができ、過去や未来の話題を一時的に避けることができます。これにより、今必要な対応や決定を優先することができます。

「現時点では、スケジュール管理が最も重要な課題です」

「今のところ、次に進むためにはこの問題を解決する必要があります」


(f)「簡単に言うと」「要するに」という表現を使って要約する

 議論が長引き、話が逸れた場合、簡潔に要約して「本題に集約する」方法も有効です。これにより、過去の議論を振り返り、相手が共通の認識を持ちながら、次のステップに進むことができます。

「簡単に言うと、この提案は双方にとってのメリットが大きいということです」

「要するに、私たちはこの問題を効率よく解決する必要がありますね」


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