インタビュー
ほっかほっか亭の新名物? “片手弁当”が万博で15万食を突破(1/3 ページ)
大阪・関西万博で話題のほっかほっか亭「ミライののり弁」。片手で食べられる利便性やワンコイン価格、栄養バランスの工夫などが支持を集め、累計15万食を突破するヒットとなった理由に迫る。
大阪・関西万博がにぎわいを見せている。パビリオンやイベントだけでなく、食も来場者を引きつける目玉のひとつだ。その中で話題を呼んでいるのが、「ほっかほっか亭」(運営:ハークスレイ、大阪市)の「ワンハンドBENTOシリーズ」だ。
累計販売数は15万食を突破。看板商品の「海苔弁」(500円)は昼過ぎには完売する日が続き、会場内で行列のできる弁当となっている。なぜこれほど支持を集めたのか。
ワンハンドBENTOは、片手で主食もおかずも楽しめる「ミライの弁当」として開発した。「おにぎらず」ブームの仕掛け人である料理研究家の小河知惠子氏が監修し、2025年9月1日現在、「海苔弁」のほかに「ポークたまご」(790円)、「チキン南蛮」(890円)、「なす味噌」(890円)、「和牛」(1700円)の5種類を展開している。
開発の背景には、コスパやタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する食生活の変化がある。歩きながらでも、待ち時間でも、場所を選ばず食べられる仕様にこだわった。さらに、十六穀米を使い、すべてのメニューに野菜を取り入れるなど、栄養バランスにも配慮した。
また、開発当初よりもサイズを約3分の2のボリュームに小さくしたという。その狙いについてメニュー開発部の伊藤智子さんは、「ほかの万博グルメも楽しんでもらうため」と語る。
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