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売り場に“貞子”登場? ドンキの冷感寝具「きっとCOOL」が想定外のヒット(1/3 ページ)
ドンキが展開する冷感寝具「きっとCOOL」が好調だ。貞子のリアルなデザインがSNSで話題となり、発売2カ月で当初計画の5割を売り上げた。
ドン・キホーテの冷感寝具「きっとCOOL」が想定を超える売れ行きを見せている。ホラー映画『リング』の貞子をモチーフにしたデザインで話題を集め、5月の発売から2カ月で目標販売数量の約半分を達成した。
「きっとCOOL」は、触れた瞬間にひんやりと感じられる素材を使った夏向けの寝具シリーズだ。
冷感機能とホラーテイストを組み合わせた発想で、全国約100店舗で販売。商品名は映画『リング』の主題歌で繰り返されるフレーズ「きっと来る」をもじったものだ。
開発を担当した伊藤陽介さんは「寝具売り場は店舗の奥にあることが多い。たまたま通った人が『何だこれは?』と思わず立ち止まってしまうような企画を実施したかった」と狙いを語る。
抱き枕(2999円)は、縦45×横90センチのサイズで、ブルーとグレーの2色。表面にリアルな貞子、裏面に手描き風の貞子をプリントし、気分に応じて使い分けられる仕様となっている。そのほか敷きパッド(2999円)、冷感ケット(2499円)も展開。原材料が高騰する中でも取引先と調整を行い、価格はいずれも3000円以内に抑えた。
商品コンセプトについて伊藤さんは「背筋が凍るような思いをして、汗ではなく“冷や汗”をかいてほしい」と説明する。
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