ニュース
売り場に“貞子”登場? ドンキの冷感寝具「きっとCOOL」が想定外のヒット(2/3 ページ)
ドンキが展開する冷感寝具「きっとCOOL」が好調だ。貞子のリアルなデザインがSNSで話題となり、発売2カ月で当初計画の5割を売り上げた。
開発段階における反応は「誰が買うの?」
商品開発では、デザインの方向性について議論を重ねた。アニメ調の貞子で統一することも考えたが「どうせなら振り切ろう」という判断で、最終的にインパクトを重視したリアルな貞子のデザインを採用した。
社内では「ドンキらしいけど、本当に売れるのか?」と懐疑的な声もあった。だが、ふたを開けてみれば予想を超えるヒットに。「正直ここまで伸びることは想定していなかった」と伊藤さんは振り返る。
特に、表と裏でデザインが違い、実用的でもある抱き枕が他のシリーズと比べて売れ行きがいい。企業の宴会やイベントの景品としても選ばれているほか、学生グループがノリで購入するケースも目立つという。「バラエティーグッズ」としての需要も獲得したことで、夏休み前に在庫の半分が売れた。
一方で、敷きパッドとケットは全面にリアルな貞子をあしらった尖ったデザインということもあり、売れ行きは緩やかだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ファミマ「初サングラス」が大ヒット 3週間で完売した理由
ファミリーマートの「コンビニエンスウェア」、夏の新作が好調だ。ブランド初展開となる「サングラス」は、発売から1カ月足らずで、ほぼ完売したという。どんな商品なのか。
ドンキ「152円ビール」じわり人気 “地味過ぎる”見た目になった深いワケ
ドンキのPBビール「ド」シリーズがじわじわ売れている。モノクロのシンプルなデザインと1本152円の低価格で、若年層やライトユーザーを中心に支持を広げているようだ。
「廃虚アウトレット」の乱立、なぜ起こる? 絶好調なモールの裏で、二極化が進むワケ
業績を大きく伸ばすアウトレットがある一方で、ほとんど人も来ず、空きテナントだらけのアウトレットが増えている。その原因は何なのか?
「イオンモール」10年後はどうなる? 空き店舗が増える中で、気になる「3つ」の新モール
かつて「街のにぎわいの中心地」ともいわれたイオンモールでも、近年は「安泰」ではない状況になっている。少子化が進む日本で大型ショッピングセンターが生き残る鍵は――。

