2015年7月27日以前の記事
検索
インタビュー

日清「完全メシ」累計5000万食を突破 担当者が明かす人気のヒミツ海外展開も強化(4/6 ページ)

日清食品の「完全メシ」シリーズが好調だ。累計5000万食を突破し、2025年度は100億円規模の売り上げを見込むが、ヒットの要因は何だろうか。今後の戦略と合わせて日清食品の中村洋一氏に聞いた。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

ブランド認知率50%超え、2025年度は100億円ブランドへ

 こうして開発・発売した「完全メシ」は、わずか3年でブランド認知率50%を突破した。これは「カレーメシ」など、同社が近年立ち上げたブランドと比べても際立つスピードだという。

 ブランド認知が急激に上昇したのは、発売から約1年半のタイミングだった。パッケージ食品の「完全メシ」の売り上げが伸び始め、さらに2023年12月にオンラインストアで発売した「冷凍 完全メシ DELI」との相乗効果で売れ行きが加速したそうだ。


7月14日に日清食品グループ オンラインストアで発売された"新10秒ごはん"「KANZENMESHI RAPID SHOT」

「完全メシ」シリーズでは唯一となるスナック菓子「完全メシ カラムーチョ ホットチリ味」

 2025年9月現在、店頭とオンラインの販売比率は3:1と店頭が上回る。ただ、昨今の冷凍食品市場の拡大もあり、直近はオンライン限定の「冷凍 完全メシ DELI」の評判が良く、売り上げの伸び率は店頭を上回ると見込んでいる。

 シリーズ全体の売り上げも順調だ。2022年度は30億円、2023年度は50億円、2024年度は70億円と伸びており、2025年度については100億円を見込んでいる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る