連載
2兆円消失の「ラブブ」運営会社 ライバルの猛追許したIPブランドの死角とは:古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」(1/4 ページ)
大人気キャラクター「ラブブ」を展開するポップマート。株価の下落が大きく報じられているが……?
筆者プロフィール:古田拓也 株式会社X Capital 1級FP技能士
FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックスタートアップにて金融商品取引業者の設立や事業会社向けサービス構築を手がけたのち、広告DX会社を創業。サム・アルトマン氏創立のWorld財団における日本コミュニティスペシャリストを経てX Capital株式会社へ参画。
「ラブブ」ブランドを展開するポップマート(泡泡瑪特国際集団)の株価を巡り、市場の一部では悲観論がささやかれている。増収増益を続けているものの、これまでとは質の異なる脅威が迫りつつあるからだ。実際、トップトイの「NOMMI」のような、ラブブと類似のコンセプトを有する後発ブランドが躍進している。
本稿では、そうした後発ブランドの猛追を許した理由を振り返りつつ、ラブブが今後どのような道を歩むのか、考察したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
ハンコで国内トップメーカーのシヤチハタが、2025年に創業100周年を迎える。気になっていた質問をぶつけてみた。インタビュー後編。
部下に「仕事は終わってないですが定時なので帰ります」と言われたら、どう答える?
企業にとって残業しない・させない文化の定着は不可欠だ。しかし――。
仕事が遅い部下に“あるテクニック”を教えたら、「チーム全体の残業時間」が3割減ったワケ
仕事の効率化や部下育成に悩む上司やリーダーは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
売れなかった「水筒みたいな氷のう」が逆転ヒット メーカーも予想しなかったSNSの“バズ”
“売れない氷のう”が、SNSをきっかけに一大ヒットに転じた。ピーコック魔法瓶の携帯氷のうとは……?
新入社員「Web会議でカメラオンにする必要なくないですか?」 上司のあなたはどう答える?
「上司として、どう答えていいか分からなくて……」 ある大手製造業の部長から相談されたのは、不思議な話だった。

