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入社後の満足度を左右する要素は「肩書」ではない? “SNS時代”就活の落とし穴カールツァイス調べ(2/2 ページ)

就活で「周囲からの目を気にした」20代が、早期退職をしている傾向がある──。全国のビジネスパーソン1000人を対象に実施した「ビジネスパーソンのキャリア形成における満足度に関する調査」で明らかになった。

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入社前とのギャップ 3位「人間関係がよくない」、2位「入社前の説明と違った」、1位は?


志望動機と入社後のモチベーションについて

 現在の職場の入社前とのギャップについて尋ねると、「企業知名度・安定性・将来性」を重視すると回答した人(34.1%)のうち76.2%が、「想像と違った」と感じていることが分かった。 

 ギャップ内容を見ると、1位が「ワークライフバランスが想定より悪い」(33.7%)、2位が「入社前の説明や面接時の印象と違った」(31.8%)、3位が「職場の人間関係・雰囲気がよくない」(30.5%)となった。


入社前とのギャップについて

 先の調査結果でも示された通り、「自身のキャリアプランとの一致」を重視して企業を選択した場合、入社後の満足度は76.7%と非常に高くなる。しかし「実際に自身のキャリアビジョンを明確に描けているか」の質問に対して、「具体的に決めている」と回答した人は僅か10.3%となった。


実際に自身のキャリアビジョンを明確に描けているかについて

 この結果から同社は、「今後のキャリア形成には、他者に示すための目先の肩書だけを追うのではなく、自身の価値観ややりがいに基づいてキャリアを切り開く高い『キャリア視力』 が不可欠である」と分析した。

 調査は、全国の20歳から59歳のビジネスパーソン1000人を対象にインターネットで実施した。調査期間は、8月22〜25日。

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